家族でのお葬式

大勢が詰め掛けるお葬式セミナー

最近のセミナー傾向は、いわゆる家族だけでのお葬式を望む声が多い。消費生活センター社会福祉協議会などからの講師依頼も、それを踏まえたテーマ要望をよくされます。昨日は大船に新設された「笠間ホール」のオープン・イベントで記念講演として、やはり、いわゆる「家族葬」についてお話をしてきました。また明日は岐阜県可児市と言うところで同じようなお話をしてきます。
この背景にあるものは、これまでの伝統的なお葬式が、きわめて惰性的、画一的に行われ続け、またその費用についても多大な不満があるようです。同時に檀家・菩提寺というこれまでの既成関係にも、大きな不信感が渦巻いています。いったい仏教界としてはどのような対応を将来的に考え、布石を打たれるのか私自身も不安に思うところです。おそらく次世代(私は50代ですが・・)においては、そのつながりはきわめて不安定かつ希薄なものになっていくことでしょう。
このような時勢に対処するための私案を機会があるごとに述べて行きたいと思います。
同時に私どもの新刊書「自分らしい逝き方」(新潮社 新潮新書2006.10.20発行)http://www.shinchosha.co.jp/book/610188/にもいろいろな提言を書きました。